血清中TTR濃度

オンパットロ群の血清中TTR濃度の平均減少率は18ヵ月間で77.7%であり、TTR減少率は試験期間を通して維持された。プラセボ群の血清中TTR濃度の平均減少率は5.8%であった。

血清中TTR濃度のベースラインからの平均変化率の推移(mITT集団)
exploratory endpoint 1
ベースライン値(mg/L、平均±SD):オンパットロ群196.5±67.70、プラセボ群198.8±58.08 TTRはELISA法を用いて測定した。
 

心臓症状(サブグループ解析)

心アミロイドーシス集団126例(全体集団の56%)について、心臓の構造や心臓の収縮/拡張機能を示す心エコーパラメータ、および心臓バイオマーカーなどを評価するサブグループ解析を行った。

  1. 心エコーパラメータ

    各群の投与18ヵ月時点における左室壁の厚さ、左室長軸方向ストレイン、左室拡張終期容積および心拍出量のベースラインからの変化量は以下のとおりであった。

    投与18ヵ月時点における心エコーパラメータ(心アミロイドーシス集団)
    心エコーパラメータ
    最小二乗平均±SE、MMRM法
    投与18ヵ月時点における心エコーパラメータのベースラインからの変化量の累積分布関数(心アミロイドーシス集団)
    心エコーパラメータの累積分布
  2. 心臓バイオマーカー:血清中NT-proBNP濃度

    ベースラインに対する投与18ヵ月時点における血清中NT-proBNP濃度比は、オンパットロ群で0.89倍(11%減少)であったのに対して、プラセボ群で1.97倍(97%増加)であった。

    血清中NT-proBNP濃度の推移(心アミロイドーシス集団)
    NT-proBNP濃度の推移
    ※ オンパットロ群/プラセボ群 対数変換してデータを正規化し、MMRM法を用いて解析した。共変量にベースライン値、固定効果の項として投与群、来院および治療-来院交互作用を含めた。
  3. 安全性:入院および死亡の発現(参考情報)

    すべての原因による入院および死亡の患者あたりの発現件数はプラセボ群で71.8件/100人・年、オンパットロ群で34.7件/100人・年であった。また、心疾患による入院および死亡の患者あたりの発現件数はプラセボ群で18.7件/100人・年、オンパットロ群で10.1件/100人・年であった。

    入院および死亡の累積発現件数(mITT集団)
    入院及び死亡の累積発現件数
    平均累積関数を用いたノンパラメトリック検定を用い、ある時点における患者あたりのイベント件数を推定した。また、患者あたりの発現件数の比(RR)は負の二項回帰、ハザード比(HR)はAndersen-Gillモデルを用い、再発イベントデータを解析した。
  1. 社内資料(承認時評価資料):日本人を含む国際共同第Ⅲ相試験(ALN-TTR02-004)